【往復書簡シリーズ】夏にオススメな本3冊

唐突に往復書簡をはじめてみました。

お相手はウォンバットやしろさん(@846n)です。

創作のお手伝いさんとして真摯に活動されており、また尊敬している友人でもあります。


勢いではじめることになったものの、さてどうする?

ということで、とりあえずテーマを決めて書いてみよう、とわたしが挙げたテーマは「夏にオススメの本」でした。

まずはウォンバットやしろさんからスタートということで、オススメ本が書かれているケバブログを早速拝見。

……なるほど。

ライトノベル2冊に、コミック1冊。

3冊とも気軽に楽しめる感じで、夏の楽しい気分が盛り上がりそうですね!

ウォンバットやしろさんの夏に対するイメージが伝わってくる3冊でした。


では、わたしのターンです!

わたしの3冊は、夏の楽しい感じからかなりかけ離れてしまいました……。


【1冊目】夏と花火と私の死体  乙一

「夏の本」で真っ先に浮かんだのがこの本でした。

単刀直入に言ってしまえば、死体が主人公のお話です。

はじめて読んだ時はその設定に衝撃を受けました。

乙一さんの描写が実に淡々と迫ってくる感じがして、夢中になって一気に読んだ記憶が。

田んぼのシーンがとても印象に残っています。

それにしても、今はこんな表紙なんですねぇ。

わたしが持っている本よりずっとライトノベルな感じで、手に取りやすくて良いと思いました。



【2冊目】向日葵の咲かない夏  道尾秀介

夏の不思議系ミステリーといえば、この1冊かと思います。

かなりぞくっとする展開&描写で、ラストはとても考えさせられます。

謎解きしながら読んでみたのですが、わたしの予想はあっさりとハズレ。

少し長いお話ですが、ぐいぐいと物語に引っ張られるようにページを捲っていました。

ただのミステリーだけじゃ満足出来ない!という方にもオススメです。

この本を読んでから、夏の向日葵がどこか切なく悲しく感じられるようになりました。



【3冊目】夜行  森見登美彦

つい先日読み終わったばかりの1冊も挙げておきますね。

「鞍馬の火祭り」にまつわるお話なので、ストーリーの本筋は10月頃が舞台ですが、わたしは夏に読んで良かった、と思いました。

物語は、こんな感じ。

10年前、友人グループと行った鞍馬の火祭りでそのうちの一人が行方不明になります。

残された友人たちと10年ぶりにまた鞍馬の火祭りへ行くことになり、宿にたどり着きしばし歓談。

その時、それぞれの10年間に起きた「旅行」にまつわる話を聞くことになり……。

長編というよりは、オムニバス形式の連作小説のような感じでもあります。

その第一話が夏のお話だったので、今の季節にぴったりでとてもリアリティを持ってイメージ出来て、余計に怖かったのです。

読むのが嫌になるくらい怖かったけれど、続きが気になってしまって一気に読みました。

森見登美彦ファンの中でも賛否両論あるというこの1冊。

幻想的な物語が好きなわたしは、かなり好きな部類の小説でした。


夏のオススメ本は、以上の3冊とさせていただきます。

わたしはホラーは苦手なのですが、気づけばぞっとするお話ばかりに……。

ウォンバットやしろさんの明るい夏のイメージとは対照的で、わたしの性格の暗さがにじみ出ていますね(笑)


まだまだ夏はこれから。

今年もたくさんの本と出会える夏となりますように。

まずは、ウォンバットやしろさんオススメ本をゲットしに本屋さんへ行ってきます……!